設立の経過

昭和40年代後半の第二次ベビーブームを背景とする児童数の増加とともに、昭和50年代には女性の社会進出が大きく進展することもあって、保育需要は増大の一途を辿っていました。
これを受け、保育所の量的・質的充実に取り組み、保育所建設及び多様な保育需要への対応が積極的に進められることとなりました。

当時は、「公設公営」・「公設民営」・「民設民営」などの様々な形態によって京都市の保育施策は進められていましたが、保育施策充実の必要性を背景に、特に民営保育園の量的拡充を図ることとされました。また、併せて、特例保育(通常保育時間を超える保育)や産休明け保育・障害児保育などの新たな保育需要や要望にも柔軟かつ的確に対応する必要が生じてきたため、これらの施策を積極的に取り入れる保育園の確保にも取り組むこととされました。

このような背景のもと、上質な民営保育を市民に提供することを目的として、昭和55年に京都市の出資により新たな社会福祉法人が設立されました。これが社会福祉協会の始まりです。また、当時、需要が拡大しつつあった学童保育に対応するため、学童保育機能を持つ児童館の運営についても、当協会もその役割の一端を担っていくこととなりました。

以降、保育園については、当協会として新規設置を行うほか、他団体からの運営引継ぎ等を行い、活動の幅を徐々に増やしていきました。近年では、市営保育所の運営引継ぎも行っており、その結果、現在では22か所の保育園を運営するに至っています。 また、児童館については、当初は主として当協会の運営する保育園に併設する形で設置を進めてきましたが、その後「公設民営」児童館の受託運営も行うことにより、現在では17か所の児童館を運営するに至っています。

沿革

昭和55年
(1980年)
4/1 京都社会福祉協会発足、上京区丸太町通智恵光院西入る中務町に事務局設置、業務開始
5/1 京都市設置の京都市村山保育所(定員60名)を設置と同時に経営を受託
5/21 京都市村山保育所竣工式
7/25 社会福祉法人京都社会福祉協会設立認可(厚生大臣)
8/13 法人の成立(登記完了)
10/1 福西保育園(定員90名)協会建設第1号として竣工・開園
10/14 福西保育園竣工式
昭和56年
(1981年)
3/1 社団法人京都市保育事業団が、京都市から委託を受けていた京都市高野保育所(定員60名)、京都市新林保育所(定員120名)及び京都市新林児童館の経営を受託、事業団より引き継ぐ
4/1 府立吉田保育所(定員40名)を府より移管、吉田山保育園として設置
竹の里保育園(定員90名)及び城南保育園(定員90名)竣工・開園
4/3 竹の里保育園竣工式
4/4 城南保育園竣工式
7/1 京都市高野保育所を京都市により増築、定員120名となる
昭和57年
(1982年)
3/27 聖護院保育園建設・竣工式
3/30 吉田山保育園改築竣工式
4/1 聖護院保育園(定員60名)開園。
吉田山保育園改築により定員60名となる。
福西保育園増築完成、定員150名となる。
福西児童館建設竣工・開館(福西保育園併設)
4/2 福西児童館竣工式
5/1 城南児童館建設竣工式、同日開館(城南保育園併設)
7/1 祥豊保育園(定員90名)建設竣工・開園
7/3 祥豊保育園竣工式
昭和58年
(1983年)
4/1 竹の里保育園増築完成、定員150名となる。
城南保育園増築完成、定員150名となる。
聖護院保育園定員80名となる
昭和59年
(1984年)
4/1 聖護院保育園増築完成、定員90名となる
昭和60年
(1985年)
4/1 京都市内職補導センターを京都市より管理運営受託。
京都市山科保育所(定員60名)の経営を受託
昭和62年
(1987年)
4/1 城南第二保育園(定員90名)建設竣工・開園
4/2 城南第二保育園竣工式
昭和63年
(1988年)
4/1 北区中部民生児童委員連合会が経営の紫野保育園(定員90名)を協会に移管(経営を受託)
竹の里保育園の増築完成、定員180名となる
平成元年
(1989年)
4/1 下京区皆山学区民生児童委員協議会が運営の皆山愛児園(定員60名)を協会に移管(経営を受託)
平成2年
(1990年)
4/1 皆山愛児園、措置児減少のため定員変更(60名→45名)
8/30 紫野保育園全面改築工事着手
12/15 協会設立10周年記念事業開催
「協会10年の概要」発行
平成3年
(1991年)
3/22 紫野保育園全面改築工事完成(定員90名)
5/11 紫野保育園竣工式
平成6年
(1994年)
4/1 京都市勧修保育所(定員90名)の経営を受託
平成7年
(1995年)
3/31 皆山愛児園 措置児減少のため廃園する
6/1 京都市久世児童館を経営受託
10/16 城南第二保育園増築工事着手
12/27 城南第二保育園増築工事完成
平成8年
(1996年)
4/1 男性保育者の採用を開始
平成9年
(1997年)
7/1 京都市室町児童館を経営受託
8/1 京都市円町児童館を経営受託
京都市神川児童館を経営受託
平成10年
(1998年)
4/1 城南保育園措置児減少のため定員変更(150名→120名)
平成11年
(1999年)
3/24 社会福祉法人京都社会福祉協会「保育方針」を定める
4/1 京都市桂坂保育所及び京都市桂坂児童館を経営受託
改正男女雇用機会均等法により保母改め保育士に変更
協会紀要「児童館運営とその活動の展開」(協会児童館館長会)発行
平成12年
(2000年)
4/1 京都市神川北児童館を経営受託
9/9 協会設立20周年記念事業開催
20周年記念誌「協会のあゆみ」発行
平成13年
(2001年)
4/1 京都市大宮保育所、京都市山階保育所、京都市松ノ木保育所、京都市御室保育所、京都市石田保育所、京都市墨染保育所、京都市納所城之内保育所の経営受託
4/13 上京区猪熊通丸太町下る中之町に事務局移転
9/1 京都市嵯峨野児童館の経営受託
平成14年
(2002年)
4/1 京都市嵐山東児童館の経営受託。
京都市松ノ木保育所入所児減少のため定員変更(90名→60名)
平成15年
(2003年)
4/1 京都市嵯峨広沢児童館の経営受託
平成16年
(2004年)
4/1 京都市松ノ木保育所入所児減少のため定員変更(60名→30名)
10/4 外部調査受診(~1/31)
平成17年
(2005年)
3/24 市有財産買受に伴う児童福祉施設設置認可申請(村山・新林・高野・山科・勧修・大宮・山階・御室・石田・墨染・納所城之内各保育所/新林児童館)
3/31 外京都市より11保育所(村山・新林・高野・山科・勧修・大宮・山階・御室・石田・墨染・納所城之内)建物売買契約締結
4/1 指定管理者制度指定7児童館(室町・円町・久世・嵯峨広沢・嵐山東・神川・神川北)
京都市嵯峨野児童館が指定管理者制度による経営者変更のため他の法人へ
児童福祉施設設置認可(村山・新林・高野・山科・勧修・大宮・山階・御室・石田・墨染・納所城之内各保育所/新林児童館)
平成18年
(2006年)
4/1 指定管理者制度指定2保育所(桂坂・松ノ木)、3児童館(桂坂・大宮西野山・上高野)
京都市の受託から設置となった保育所の名称を「保育園」に変更(村山・新林・高野・山科・勧修・大宮・山階・御室・石田・墨染・城之内(←納所城之内))
平成19年
(2007年)
4/1 石田保育園入所児減少のため定員変更(90名→75名)
児童館名称変更(神川→羽束師/神川北→神川)
9/1 指定管理者制度指定1児童館(久我の杜)
平成20年
(2008年)
4/1 石田保育園入所児減少のため定員変更(75名→60名)
城南第二保育園入所児減少のため定員変更(90名→75名)
平成21年
(2009年)
4/1 竹の里保育園入所児減少のため定員変更(180名→150名)
城南第二保育園入所児減少のため定員変更(75名→60名)
6/12 協会児童館で初の第三者評価受診(京都市久世児童館)
平成22年
(2010年)
4/1 城南保育園入所児減少のため定員変更(120名→90名)
指定管理者制度指定1館(修学院第二)7館継続(室町・円町・久世・嵯峨広沢・嵐山東・神川・羽束師)
児童福祉施設設置認可(桂坂・松ノ木各保育所/桂坂児童館)
5/13 協会保育所で初の第三者評価受診(京都市桂坂保育所)
7/1 指定管理者制度指定1児童館(西野)
12/18 協会設立30周年記念事業開催
平成23年
(2011年)
2/28 30周年記念誌「協会のあゆみ」発行
3/22 京都市久我の杜児童館第三者評価受診
4/1 指定管理者制度指定1児童館(納所城之内)2館継続(大宮西野山・上高野)
紫野保育園定員入所児増加のため変更(90名→100名)
山科保育園入所児減少のため定員変更(60名→50名)
名称変更(2保育園、1児童館)
・京都市桂坂保育所⇒桂坂保育園
・京都市松ノ木保育所⇒松ノ木保育園
・京都市桂坂児童館⇒桂坂児童館
7/1 京都社会福祉協会 ホームページ立ち上げ
12/15 城南保育園第三者評価受診
平成24年
(2012年)
2/6 京都市室町児童館第三者評価受診
3月 高野保育園増築完成
大宮保育園増築完成
4/1 高野保育園定員変更(120名→130名)
大宮保育園・墨染定員変更(60名→70名)
石田保育園入所児減少のため定員変更(60名→50名)
指定管理者制度指定1館継続(久我の杜)
5/1 京都市嵯峨広沢児童館第三者評価受診
平成25年
(2013年)
3/12 京都市神川児童館第三者評価受診
3/29 京都市羽束師児童館第三者評価受診
4/1 協会「館主任制度」創設
4/24 京都市修学院第二児童館第三者評価(訪問調査)受診
12/1 協会保育方針「私たちが目指す保育」策定
平成26年
(2014年)
1/22 協会保育方針「私たちが目指す保育」が、(京都市保育園連盟保育研究所主催)平成25年度保育文化賞・実践論文部門「特別賞」受賞
4/1 城南第二保育園入所児減少のため定員変更(60名→50名)
4/5 京都市西野児童館第三者評価受診
5/16 京都市嵐山東児童館第三者評価受診
6/11 京都市円町児童館第三者評価受診
平成27年
(2015年)
4/1 指定管理者制度指定9館継続(久世・室町・円町・嵯峨広沢・嵐山東・神川・羽束師・修学院第二・西野)
4/13 京都市納所城之内児童館第三者評価受診
5/7 京都市大宮西野山・京都市上高野児童館第三者評価受診
平成28年
(2016年)
2/22 新林児童館・福西児童館・京都市久我の杜児童館第三者評価受診
4/1 指定管理者制度指定3館継続(大宮西野山・上高野・納所城之内)
12/20 城南児童館・京都市久世児童館・京都市室町児童館・桂坂児童館・京都市嵯峨広沢児童館第三者評価受診
平成29年
(2017年)
4/1 京都市より錦林保育園(定員70名)移管
松ノ木保育園入所児増加のため定員変更(30名→50名)
指定管理者制度指定1館継続(久我の杜)
平成30年
(2018年)
3/31 京都市羽束師児童館・京都市神川児童館・京都市修学院第二児童館第三者評価受診
3/27 協会「子どもの権利を尊重するための私たちの保育」策定
4/1 本部事務局2課制(総務課・事業課)に再編
協会「主任児童厚生員制度」創設
平成31年
令和元年
(2019年)
3/21 錦林保育園第三者評価受診
3/29 京都市円町児童館・京都市嵐山東児童館・京都市西野児童館第三者評価受診
城之内保育園耐震化工事着手
7/1 協会「保育園職員の心得」策定
9/1 東山区三条通大橋東二町目に事務局移転
10/1 協会園の「給食費」を統一
令和2年
(2020年)
1/1 事務局2課(総務児童課・保育課)再編
3/17 協会「子どもの権利を大切にする私たち児童館職員の心構え」策定
3/27 京都市上高野児童館第三者評価受診
4/1 指定管理者制度指定9館継続(久世・室町・円町・嵯峨広沢・嵐山東・神川・羽束師・修学院第二・西野)
室町児童館に「分室」を設置
5/7 京都市納所城之内児童館第三者評価受診
7/30 京都市大宮西野山児童館第三者評価受診
12/25 城之内保育園耐震化工事竣工
12/ 「協会のあゆみ」40周年記念誌及び徽章・記念品作成
(協会設立40周年記念式典は新型コロナウイルスの関係で中止)
令和3年
(2021年)
1/1 城之内保育園定員変更(90名→95名)
1/13 新林児童館第三者評価受診
1/15 福西児童館第三者評価受診
1/28 京都市久我の杜児童館第三者評価受診
4/1 指定管理者制度指定3館継続(大宮西野山・上高野・納所城之内児童館)
8/23 山科保育園耐震化工事着手
9/28 城南児童館第三者評価受診
10/12 桂坂児童館第三者評価受診
10/19 京都市嵯峨広沢児童館第三者評価受診
11/17 京都市久世児童館第三者評価受診
12/21 京都市室町児童館第三者評価受診
令和4年
(2022年)
1/31 山科保育園耐震化工事竣工
4/1 城南第二保育園入園児減少のため定員変更(50名→40名)
福西保育園園児減少のため定員変更(150名→130名)
4/1 指定管理者制度指定京都市久我の杜児童館継続
10/25 京都市神川児童館児童館・京都市羽束師児童館第三者評価受診
10/26 京都市修学院第二児童館第三者評価受診
11/1 山階保育園第三者評価受診
11/2 松ノ木保育園第三者評価受診
令和5年
(2023年)
1/1 松ノ木保育園入園児減少のため定員変更(50名→40名)
城之内保育園入園児減少のため定員変更(95名→90名)
4/1 京都市より鏡山保育園(定員90名)移管。令和6年度まで鏡山保育園舎を「本園」、山科保育園舎を「分園」として運営
7/12 京都市嵐山東児童館・京都市西野児童館第三者評価受診
7/13 京都市円町児童館第三者評価受診
9/1 城南保育園入園児数減少のため定員変更(90名→70名)
勧修保育園入園児数減少のため定員変更(90名→80名)
福西保育園入園児数減少のため定員変更(130名→120名)
竹の里保育園入園児数減少のため定員変更(150名→140名)
11/1 鏡山保育園建替新築工事着手
11/20 石田保育園第三者評価受診
11/28 錦林保育園第三者評価受診
令和6年
(2024年)
9/1 法人ホームページリニューアル公開
9/1 城南第二保育園入園児数減少のため定員変更(40名→30名)
城南保育園入園児数減少のため定員変更(70名→60名)
勧修保育園入園児数減少のため定員変更(80名→60名)
福西保育園入園児数減少のため定員変更(120名→100名)
新林保育園入園児数減少のため定員変更(120名→110名)
山階保育園入園児数減少のため定員変更(120名→110名)
竹の里保育園入園児数減少のため定員変更(140名→130名)
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